ニシオギ挽歌

11/26。
西荻窪FLATにてライブ。
2年ぶりの東京で、今回も前回同様does it floatが誘ってくれ、名古屋のegotrunkのレコ発企画に参加した。
egotrunkとも自分達のアルバムのレコ発を名古屋企画してくれた以来の2年ぶりの再会で、他にもTHE TV DINNERS、STARVINGMAN 、RAINMAKERと素晴らしい共演だった。現在仕事で川崎に住んでいるleewayのIngridも観に来てくれたり、友達にも沢山会えた。

東京で活動するdoes it floatとはHAMKの荒瀬を通じて知り合った。HAMKが10年くらい前に出した1stアルバムのレコ発ツアーで、東京に行った際に共演だったらしく、荒瀬から「最高に良かった」と、土産話と音源を、ニクちゃんの号泣ギターのモノマネをしながら聴かされたのを覚えている。
奇しくもこの前々日である24日が荒瀬の2周忌であり、自分達がこの春に出した音源も、彼のギターによる曲が収録してあったりで、それから一度目の東京が縁のあるdoes itの企画になったものだから、私の中では弔いのつもりでライブに臨んだ。
ライブのMCでそういった事を話そうかと出番直前まで悩んだが、やはりこの事情は後に打ち上げの席などでdose itのメンバーだけに話す方が良いと、出番中は秘めたままにする事にした。しかしそうなると、今度はMCで話す事が全く思いつかず、結局、一昨年の東京の際、泊めてくれたニクちゃん宅で起こした身内の小便の話ばかりを、終始続けてしまって、観客からは「田舎バンドは話も汚い」と思われたかもしれない。
でも良い企画だった。
does it floatの最新音源であるstay clean jonesとのスプリットの2曲目がものすごい良い曲で、荒瀬にも聴かせたいと思った。自分にあのモノマネはできないけど。

その夜はまたしてもニクちゃん宅に泊まらせてもらった。もう二度目は無いぞ、とDには強く言い聞かせてあったが、不安はあった。
彼はソファでよく眠っていた。時々彼のイビキに、一体どういう仕組みなのか解らないが、「チョロチョロチョロ」と水漏れみたいな音が混ざる事があり、私はほとんど眠れなかった。