岡山〜広島旅行1

バンドのツアー以外で旅行をした事が殆ど無い。ライブ演奏が目的の旅も、各地元の友達に会ったり、会場近くの飲み屋を探して一杯やったりで勿論楽しいのだが、ゆっくり観光する時間はそう無い。
それで私は特に不満がある訳では無いのだが、妻は不満である。考えてみれば私と妻は恋愛時代から合わせれば15年程の付き合いになるのだが、一緒に行った旅行と呼べる物は、二泊三日沖縄への新婚旅行一度きりなのである。
このままでは家庭内圧力に耐えかね、私の精神は圧死という事で、以前より計画されていた私と妻によるショートツアー第1弾が決行された。
岡山県倉敷から始まり、その後広島県へ移動し宮島、尾道を観光して回る二泊三日の旅行である。

12/11、高速バスで岡山駅まで行き、JRに乗り換え倉敷へ。ここからの移動は全て青春18キップを利用する三十路夫婦。
倉敷駅へ到着すると、徒歩15分程で美しい江戸時代の情緒を残す白壁の屋敷や蔵が立ち並ぶ美観地区に入れるのだが、その入口付近に古い立派な神社が建立してあったので早速参拝しようとすると、「あれ程普段から近所の神社を回っているのに、そんな調子で目に付く全ての神社、お寺を参拝するつもりなのか?後に厳島神社尾道の古寺も巡るのだから十分だろう」と妻からクレームが入る。
それでも旅の安全と健康を手早く願い、参拝を終える。
街並を見物して歩く。
ここに岡山県内の地ビールを全て飲ませてくれる「蔵びあ亭」という店があり、そこで昼食をしたが私も妻も大いに満足した。詳しく記すつもりはないが、ここは何度でも来たい。
宿を取ってある広島中心部へ移動。
fixing a holeのオーナー、ドウドウ氏から聞いていた広島焼店「みっちゃん」へ行く。私はラーメンに情熱は無いが、お好み焼きは大好物である。最も好きだった大阪在住時代に通ってた店は関西焼では無く広島焼だった。みっちゃんも非常に美味しい。ビールが樽からのハートランドだったのも良かった。
宿に戻り、蔵びあ亭で買った倉敷の醸造所の「ささビール」で乾杯しようとしたら、有りがちにも栓抜きが無い事に気づき、往生した。