turncoat & thirsty chords USショートツアー 10

11/5、シカゴ中心部を観光。

中心部へ向かう電車内、大声を出しながら車両を移動して回っている男がいる。どうやら物乞いのようで、自分がどういった不遇な環境であるかといった内容を周りの乗客に訴えて、施しを求めているようだ。
日本にもホームレスはいるし、四国で住んでいると、現在でもスーパーの軒先等で托鉢行者をよく見かけたりするが、これほど積極的な営業(?)では無い。逞しさを感じる。

中心部の駅に到着。
びびる。ビルにびびる。東京以上の都会を初めて知る。マット君は凄い所で働いているんだねえと、卑屈になる。
家族回りへのお土産を買いながら観光して回る。
ミシガン湖も近くに見える。この湖、瀬戸内海何個分だろかと、卑屈になる。

キョウヘイが新たにタトゥーを入れる為、中心部から少し離れたサロンに行く。
店内は真っ白で、とても清潔な空間。お土産のポップコーンを山程抱えて入店する、田舎者丸出しの私も興味深々である。
そういえばこのツアーが決まった際、トマトの専業農家であるユウサクが「アメリカ行ったら右腕に夏野菜のタトゥーを入れるぜ」などと、生産者側としてTPP反対の切り札に己自らがなる、かのような発言をして意気込んでいたのだが、英語ができない私以上に理解ができない彼は、この旅で、すでに一生分以上の英語漬けに合っており、グッタリしてしまっている。
キョウヘイのタトゥーは1時間も掛からずしてイカしたのが完成。

満足してマットの住む町に戻り、夕食に名物シカゴピザ
今までもこの国の食事のボリュームは凄かったが、最後に大ボスが現れた感じである。デカいのもあるのだがチーズの層がとんでもなく分厚い。
マットはチーズが駄目なので、thirsty&turncoatの5人で一枚を分け合ったのだが、それでも皆苦戦をしている。しかし私はこの時、すでにこの国のメシのボリュームに順応する事ができており、食べ切れ無かった分を全て私が平らげた。
このチビ、無職のクセにどんだけ食うんじゃ、こんな奴が家おったらかなわんぞ。などと思われるのは忍びないので弁明するが、私は食おうと思えば相当食えるが、食わなくても平気であるし、現に働いていない現在は日々の食事は2食で十分なのです。

夜、BARに集まり最後の乾杯。
最後の夜が終わる。