turncoat & thirsty chords US ショートツアー 2

現地時間31日の15:00、シカゴ、オヘア空港着。日本とはマイナス14時間の時差がある。
私やキョウヘイと共に日本でやっていたバンドleewayのメンバーであったマットと、二度のジャパンツアー経験のあるミルウォーキーハードコアパンクholy shitのエリックが空港に迎えに来てくれた。再会を喜ぶ。
今回のツアーが実現したのはこの二人のお陰である事が大きい。
本当にお世話になります。
とりあえずサブさん、キヨミさん夫妻は(以下サブキヨさん)は、エリックと初日のショウが行われるミルウォーキーへ、残りはマットと共に彼がルームシェアしているシカゴ市内の家へ向かい、一旦別れる。

弱い雨。日本とは逆車線、見渡しても山など無く、広大な平野に築かれた町が続く。
マットの住む家に到着。

この日はハロウィンなので、他のルームメイトや友人が沢山この家に集まり、パーティーが行われると聞いており、まだ時差ボケの中、初っ端から大変な事になりそうだと覚悟していた。
この国での最初の夜が訪れ、徐々に人が集まってくる。最終的には20人以上はいたのだろうか。皆、流石本場といった、凝った仮装をしている。
ある男などは、キッチンへ行くなり、まな板上にジーンズを置き、おもむろに裾を付け根から包丁で切り始め、その場でホットパンツの様な物を作り、上には丈の極短なデニムを合わせ、随分な格好に仕上がったので、マットに彼は誰の仮装をしているのか尋ねると、あれは性犯罪者の仮装だ、との事。あまりに退廃的な。
言葉は殆どわからないが、とてもフレンドリーで楽しい奴らばかりで良かった。

私は大人しく、腹の具合を見ながら、old styleというシカゴの安いビール(日本の発泡酒のようなポジションだろうか?口当たりも軽い)を、マットの得意料理であるパスタベイクに合わせる。
私も初めて食べるパスタベイクであるが、日本で馴染みあるものではラザニアとかに近い。
マットは動物性の原料を一切口にしないヴィーガンなので、彼の作るこのパスタベイクも勿論、食材となる肉やチーズ等は、全て麦のグルテン、豆乳等の植物性の物で作られたフェイク品。だから余計に感動もあるのだが、それを抜きにしてもめちゃくちゃ美味しい。
お腹が膨れると、流石に疲れているので先に2Fにスペースを貰っている寝床へ就いた。