みんな自由は好きだけど、自由な人を見るのは嫌いなのよ

今週より有給消化の期間となり、まだ籍は暫くあるものの、とりあえずは丁度6年間勤めた会社へ出勤する事は無くなった。

朝7時半、燃えるゴミを出しに外へ出ると、前の狭い道路は渋滞気味で、敷地内には同じアパートの小学生が一緒に通学する友達を待っていたりと、別に気にせんようにと思っていたのに、世間に置いて行かれる様な気持ちを、早くも少し感じ、速足で自室へ戻る。

あまちゃん」を観ながら朝ご飯を食べ終わる頃に、3ヶ月程前から始まった隣の空き地を分譲地にする為の工事が始業し、なかなかの騒音なので「スーパセンターマルナカ」に避難。平日ずっとこの騒音は辛い。
缶コーヒーを買い、最上階であり3階のスペースに陣取るとすでに2人の同業の先輩と思われる年配方々が、無料で飲めるお茶か水かの入った紙コップをテーブルに置き、何をするという訳でも無く椅子に座っている。
私は折角時間もたくさんあるのだしと、ルーズリーフを一枚持って来ており、レコーディングの為の最後の歌詞を考える。何故か随分はかどり、今まで煮詰まってたのがすんなり1本仕上がったのは良かったのだが、もし今私が事件事故を起こしたり巻き込まれたりしてニュースに出たりすれば、大久保篤容疑者(32才無職・自称ミュージシャン)もしくは(自称詩人)などと肩書きを付けられるのでは?と考えると、恐ろしく思う。
そんな時、私をよく知る知人としてインタビューに答える際には、音声は変えても良いので、前の会社では真面目に6年間働いていた事や、バンドも3年ぐらい前は東京では人気があったみたい、といったイメージアップになる証言をして貰いたいと思う。