ゆっくりお休み

GWの3連休の初日。
母方の祖母が冥土に旅立った。
一緒に暮らしていた事も無く、年齢的に考えても自然な別れではあるので、涙が出る事は無かったが可愛がって貰った思い出は当然あり、思い出されて淋しい気持ちになった。
私が小さかった頃は一、ニヶ月に一度ぐらいは家に来て、いつもソゴウで買った焼売がお土産だった。
私が中学時の正月に、家族で祖母の家に行くと、ケーブルテレビに加入していてMTVを見る事ができた。
皆で祖母の母、私からは曾祖母のお墓参りに行く事になったのだが、丁度その日がPUNK特集を放送しており、NOFXRANCID等のPVをばんばん流していて、私は一人だけ家に残り行かなかった。
その時祖母は
「おばあちゃん、悲しい。」
と本当に悲しい表情で言っていたが、こればかりは当時の私にはどうしようも無かった。
今思い出すと、鬼のような孫だったと深く反省してしまう。
自分がバンドをやっている事に興味があったようで、高校時にバンドコンテストに出場した時に観に来てくれたり、去年出したCDを母を通じて買ってくれたりした(プレイヤーを持っていたのかは不明)。
祖母は体が小さく、骨粗ショウ症でもあったため、火葬は一時間程で焼き終わった。成人男性だと倍以上ぐらい時間がかかる事もあるそう。
殆ど灰になっており、こんな少ししか残らないんだなと思いながら、親戚達と並んで骨を拾った。