変わらずに

この日記には度々タブチさんという女性が登場しますが、失恋話ならともかく、他人のすでに成就している、いわゆる「のろけ」とも取られ兼ねない話程、興味を魅かないものは無いだろう。
それでも自分が書くのは俺に自分の日記を自由につける権利があるからであり、別に読む読まんも読手の自由な訳で、ブックマークを消去するのもやはり人の自由である。タブチさん自身はずっとこの日記の存在は知らんのですが。
しかしながら、もうここにタブチさんについて書かれる事は二度とありません。

タブチさんはこの日をもって苗字が変わり、俺と同じ大久保となりました。それ以外、何も変わる事は無いように思う。本当紙切れ一枚なんですね。むしろ通常よりも薄い紙質の婚姻届。
自分はほっといたって幸せになれる人間だと思っている。まず自分が何が好きなのかを知っとるし。旧姓タブチさんも、と書くのは面倒いので妻も、自分と一緒になった事でいつでも山田芳裕全作品やモジャ公が好きな時に読めてさぞ幸せであろうと思ってたのだが、どうやらこれは押し付けである事に気付き、人の幸せは難しいと感じております。まあゆっくりと探してみようかと思ってます。