スコーンと

晴れ。完全なる休日。
タブチさんとファミリー両国で値段の割にボリュームあるサンドウィッチを買い、文化の森公園で昼食。平日なので家族連れが2組位しか見えん。自分のようにお父さんがサービス業なのだろうかあるいは。
3才ぐらいの娘がバットを持ち、父親がボールを投る。球、速く無え?それをバットに当てるから驚く。
バレンタインに会う時間が無かったので代わりに今日タブチさんがスコーンという小麦粉の焼き菓子を作ってきてくれた。よくタブチさんはコンビニ等でこのスコーンを買うが、その度に「私の思ってるスコーンじゃない」と不満をこぼす。俺はスコーンについて全くの素人でわからんが、それ程の彼女が作ったスコーンなのだから、これこそがスコーンなのだろう。曰く、英国のミドルクラス以上の家庭では、これを食べながら紅茶を飲んで午後を過ごすらしい。間違い無くワーキング・クラスな俺もスコーンを半分に割り、間に、タブチさんの持って来た赤と白のチェックのフタの小ビンに入った蜂蜜をぬり、インスタント・コーヒーと共に頂く。そんな休日の午後を過ごす。それは素朴な味であった。