YANK CRIME

月末の忙しい中、社有車の右側前輪がパンクをしてしまい往生する。
とりあえず焦ってもしょうがないと考え、悪い事の後には良い事が待っているものだと、近くの顧客であるうどん屋に入り、車に乗せてあった捕虫機を営業するが、あっさり断られる。店主からは「そこまで肩を落とさんでも...。」と言われたのだが、相当困ってた感が滲み出てしまってたのだろう、このダブルパンチは応える。
私とした事が迷信など信じてはいけない。
再び気を取り直し、同僚の元ヤンに助けを求め、スペアタイヤに付け替えて貰い、何とか最低限、今月の仕事をさばく事ができた。
それにしてもこういった車関係のトラブルに関しては元ヤン程頼れる人はいない。
その手際の良さと、去り際の一言。
「スペアやけん、とばしたら危ないからな。お疲れ」
中学時代にヤンキーがモテるのも頷けるというもの。惚れてまうやろ。

以前leewayでの大阪遠征の際にも、高速道路を走行中にパンクをおこしてしまったのだが、その時メンバーであったキョウヘイ(現turncoat)の、冷静な路肩への寄せ、F1のピットさながらの迅速なタイヤ交換にも随分と感心させられたものである。
彼曰く、兄貴が整備士でそれを近くで見てたから、との事であるのだが、説明になってるとは思えない。
彼は元ヤンだったのではないか?と、私は睨んでいる。