ビターな夜

日頃、家で飲むコーヒーは、スーパーで最も安価という理由で選ぶ、泥水のようなインスタントコーヒーなので、今回妻が実家から貰って来たネスカフェ・ゴールドブレンドを久しぶりに飲むと、感動するぐらい美味しい。
私も三十路半ばに差し掛かって、ようやっと違いを知る人になったんだなあ、ダバダ〜ダ〜バ、ダバダ〜ダバダ〜と、心の中で口ずさみながら、マグカップにコーヒーの入った角瓶を傾けると、手元が狂い、ダバダバダァ、と粉を入れ過ぎた。やむおえずその分量に合わせてお湯も注ぎ、マグカップ満杯のコーヒーを今夜、がぶがぶ飲んだものだから、眠れないのである。

豊田徹也「珈琲時間」という好きな漫画があって、たまに読み返すのだが、その最終話にこの作品を通してのテーマとも言える台詞があって、とても良いなあと思うので書き出します。

「人生に必要なのは何か？生きる糧となるものは？酒か？恋愛か？金か？それらは強すぎる。私は一杯のコーヒーだと思う。一杯のコーヒーと口ずさむ歌。それが生きる慰めとなるのだ。」

私は酒もコーヒーも歌も好きである。
アルコールは脳を麻痺させる作用があり、カフェインは逆に覚醒させる作用があるわけだから、酒を飲み過ぎた際にはコーヒーをたくさん飲めば、二つの成分は中和されてスッキリするんじゃないかと考え、がぶがぶ飲んだら、すごくお腹が痛くて歌どころでは無い。



<ライブ情報>

10/17(sat)
at CROWBAR
「Attack of great senior !! vol.4」
w / bows,カイン,アスノード
start 18:00 open 18:30
adv / door 1500(+1drink)

11/7(sat)
at 京都ネガポジ
little kids presents
w / little kids,THE FULL TEENZ,THE SATISFACTION,REVOLUTION FOR HER SMILE,folks
start / open TBA
adv / door TBA