躍進する郊外型ショッピングモール、その便利さと影

来週、島根県への旅行を予定しており、JR西日本が発行している周遊切符が主要旅行代理店などでも購入できるとインターネットにあったので、車で10分程のショッピングモール内にある代理店を訪ねたが、ここでは取り扱いが無いと言われた。
かなりの大手であるのに「主要代理店」では無いのか、ネットの情報はやはり信憑性に欠けるのだなあ、と気持ちがくさくさしてくる。
では来たついで、酒の売場へ向い、近所の店には置いて無い、ホッピーを1本、ホッピーブラックを2本持ってレジへ向かった。
「研修中」の名札を胸に付けた女の子がレジをしており、今までの人はこんな事せんのにマニュアルではそうなのか、割れないよう、ホッピーの瓶周りをクッションで丁寧に巻いてくれている。
その姿に、先程までの自分の気持ちがほだされてゆくのがわかる。これから毎回ホッピーはここで買おうとも思う。
しかし3本も巻くのは女の子も手間かかるし、こちらも待つのが焦れったく思うので「気を付けて持つから大丈夫だよ。ありがとう。」ってちょっと紳士な感じで言ってみよう思ったが、そんな事は言われんでも巻くのは一本だけ、広げたレジ袋に左から剥き出しのホッピーブラック、クッション巻きのホッピー、挟んで剥き出しのホッピーブラック、と云う具合に3本一列に並べ、成る程これなら硝子瓶同士が直接触れず割れる心配も少ない。
研修中とは思えぬ創意工夫、かつ地球環境への配慮。初心な顔して、これに男は騙される。要らぬ事を言わずに良かった。
なんて考えながら次は豆菓子コーナーへ向かう途中、私の通った直後、手前ギリギリまで並べられ過ぎた幾袋もの「天下一品 雷おこし」が、絶対触れとらんのに雪崩れを起こし、誰も見ない中で一人、陳列をし直した。何だか泣けてきた。