ローカルグルメ漫遊記 椿泊 1

以前より気になっていた徳島県の南部、阿南市にある椿泊という町に出掛ける。
四国の東の最果てに位置するこの小さな漁師町は、戦国時代の阿波水軍の本拠地として、その総帥である森家により築かれた。
前方を海、後方を急勾配な山に囲まれた僅かな平地が利用されており、天然の要塞の役目を果たしていたのだそう。

昼前に出発。iPhoneで地図を確認しながらバイパス55号を南下。県道26号を東に入り、途中の分岐を200号へ。道は峠をくねり、やがて海へ出ると、たくさんの漁船が停泊する椿泊の入口の港が現れる。
車で町に入った人が、道が狭いので後悔した、というのを聞いていたので、その入口の堤防沿いに、恐らくは地元住民の物である駐車の列に、私の車も紛れて停め、徒歩で町に入った。