三連Q

7/13、14、15と連休。
私の会社では正月を除く唯一の3連休を、子と過ごすのを楽しみにしていたが、特に変わった事は何もしなかった。
午前中は自宅マンション近くを散歩。最近は暑いので、すぐ隣のスーパーマーケット内をうろつき、10時半ごろになるとイートインコーナーでオヤツを食べる。右手にはアンパンマンスティックパン、左手にはスポロンの二天一流である。
外でも遊ばせてやりたいが、天気もあまりよく無いので、午後からは連休中でも混まないと思われる、県南にある空きテナントだらけのショッピングモールに向かい車を走らせた。車内ではsamiamをかけた。
ここのキッズスペースは予想通り連休でも空いていた。キッズスペースの入り口にはwelcomeと書かれたアーチ状のバルーンのゲートがあり、その両脇には継ぎはぎだらけの、焼夷軍人のようなウサギとクマのバルーンが門番として立っている。穴だらけなのに、繋がれた管からは空気が送られ続けており、永遠に休む事なく立ち続けている。
子のお気に入りは、縦に割られて白眼を剥いたゾウの滑り台である。真っ赤に染まった象の内部を滑り降りて、二体の傷痍軍人に駆け寄り、頭をポンポンと叩いて労うと、再びゾウの滑り台に登る、その繰り返し。
家に帰ると、絵本を持ってきて、「まだ文字の読めない私にこれらを読み聞かせるように」と命じてくるので、読んでさしあげる。やはり絵本が圧倒的に多いのだが、少し前から、しばしば私の本棚から右手にdoll、左手にcomic cueの、何故か必ず同じ号を取り出して持ってくるようになった。これがサブカル女子、ってやつなのか。
「危険に対する怒りや恐怖が音楽に生々しく表れているんだ!」と一応、poison ideaのインタビュー記事などを読み聞かせるのだが、教育上どうなのかとも思う。
3連休中は、連れて行ったショッピングモールの違いはあっても、大体こんな感じでほぼ毎日同じように過ごした。毎晩、妻と子供の事で喧嘩もした。
私と妻は、同じぐらいこの子を愛している。