やっぱこのまま

早いもので正月は終わり、世間は立派に動きだしている。
私はというと、その間は他人のツイッターを覗き見たり、携帯電話の充電をしたり、またある時は、それらを同時に行うなどしている内に、いつの間にやら2014年も10日ばかり経過してしまった、という具合。
家にずっと居ると、テレビやインターネットが人の思考能力を奪おうと容赦無い情報電波攻撃を仕掛けてくるので、恐ろしくなって図書館へ行くのだが、図書館も私が納税者で無いと分かれば、どのような迫害を加えてくるか分かったものでは無く、ここも恐ろしくなって早々に逃げ去り、結局、近場のショッピングセンター•マルナカの自販機、椅子、長椅子、机の並んだ休憩場に落ち着く。
借りてきた「人間の記録シリーズ•添田唖蝉坊」を読む。明治〜昭和初期の演歌師。この頃の演歌は演説歌の意味で、現在の新聞のような役割も果たしており、社会風刺や民衆生活の歌を街頭、空き地で演じて流し、その場でその唄を掲載した冊子を売って生活していた。
こうなれば私も唖蝉坊と化し、この休憩広場で唐突「何処へサー 行こうと自由の権 ホットイテ!」とホットイテ節を演じてやろうかと考えたが、家族もあるので思い止まる。
珍しく友人からの電話が2件もあった。