サラリーマン 篤太郎

暑い日が続く。
「爽やか」と対極の位置にある、労働の汗を体から噴き出して一日を終える。
いつもより早く仕事が終われたのでHAMK荒瀬君と、私の営業先であり、荒瀬君の行きつけでもある「おおにし」で晩飯と晩酌。
とにかく肴が美味い。
「海鮮おおにし焼き」は海老やら蛸やらを味噌焼きにした酒と合わんワケが無い一品。
「鱧のクリームコロッケ」は鱧が切れてしまったので穴子で代用してもらった。くるりと巻かれた穴子の真ん中にクリームソースが詰まったコロッケ。代用でも十分美味い。
ご主人お勧めの焼酎「ハナタレ」をロックで飲んだ。44度と、きついのに飲みやすい。
「おおにし」が店じまいになったが気分が良いので、若手バンド達に私と荒瀬君からの、そよ風よりはやや激しい「先輩風」をどうしても浴びせてやりたくなり、mam-mothセッチやPISTOL長谷川君らを呼び寄せ、近くのお好み焼き屋へ二軒目。
この鼻垂れ小僧共にPUNK「いろは」の講釈を垂れてやるつもりが、私自身、先程堪能した「ハナタレ」が回り、没落。
眠って起きて、一番に帰るという横暴をかました。
PUNKでも先輩でも無い。