夏休み

失業をする。
6月末にはわかってた事。社長の娘と寝たらクビになった、という事にでもしといて下さい。社会は甘くないですね。たとえお菓子屋でも。しょーもないですか。それなりにこの会社で働いて良かったと思う事もあったし(主に吉田類さんに御会いできた事)。
んなわけで今日からいつ終わるかわからん夏休み。とりあえず引っ越しもあったりで今の所する事はあるが、まあしばらくゆっくりする。
昼は旧職場に物を返却しに行ったり、色々たまった支払いをしたり。それから仕事終わりのタブチさんを家に送って差し上げる。
タブチさんのお父さんから畑で採れたスイカを頂く。明らかに一人では食えんので実家に持っていく。正直スイカがあまり好きでは無いのだが、お世辞じゃなく美味。形がラグビーボールのようで小振りなのだがずっしり重い。皮が薄く種も少ない。そして甘い。売り物に作ってはいないそうだが売り物より美味い。
香川の学校に行ってる今年卒業の弟も夏休みで帰っていた。
「どこに引っ越しするん?」
という質問に答えるのが億劫だった為、俺はまともに相手もせず
「んー、ジンバブエ。」
と超適当に返答。すると
「そんな屋根の特殊な所に?」
という切り返しに、あの阿呆だと見くびりまくっていた六つ年の離れた弟の成長を感じ、それから少し就職の事とか話した。